日本で働く外国人の方々 ~令和5年6月末現在における在留外国と技能実習について~
令和5年6月末の在留外国人数は322万3,858人(前年末比14万8,645人、4.8%増加)で、過去最高を更新しました。平成25年は206万6,455人でした。10年間で1.56倍に増加しました。
1 在留外国人数
令和5年6月末現在における中長期在留者数は293万9,051人、特別永住者数は28万4,807人で、これらを合わせた在留外国人数は322万3,858人となり、前年末(307万5,213人)に比べ、14万8,645人(4.8%)増加しました。性別では、男性が160万8,275人(構成比49.9%)、女性が161万5,578人(同50.1%)、その他が5人でした。
2 国籍・地域別
在留カード及び特別永住者証明書上に表記された国籍・地域の数は195(無国籍を除く。)です。上位10か国・地域ではいずれも前年末に比べ増加しました。また、前年末11位だったミャンマーが8位となりました。
➀中国 788,495人(+26,932人)、②ベトナム 520,154人(+30,842人)、③韓国 411,748人(+436人)、④フィリピン 309,943人(+11,203人)、⑤ブラジル 210,563人(+1,133人)、⑥ネパール156,333人、(+16,940人)、⑦インドネシア 122,028人(+23,163人)、⑧ミャンマー 69,613人(+13,374人)、⑨米国 62,425人(+1,621人)、⑩台湾 60,220人(+2,926人)
3 在留資格別
在留資格別では、「永住者」が最も多く、次いで、「技能実習」、「技術・人文知識・国際業務」、「留学」、「特別永住者」の地位をもって在留する者となっています。
➀永住者 880,178人(+16,242人)、②技能実習 357,159人(+33,219人)、③技術・人文知識・国際業務346,116人(+34,155人)、④留学 305,916人(+5,278人)、⑤特別永住者 284,807人(-4,173人)
4 技能実習
令和4年度に認定を受けた技能実習計画件数は 246,260件(令和3年度:171,387件。 以下、令和3年度の数値を( )内に記載。)。 技能実習区分別にその構成をみると、最も多いのが第1号団体監理型技能実習で 56.8% (42.0%)、次いで第2号団体監理型技能実習で24.3%(34.5%)となっています。
技能実習生の年齢別(男女計)に構成をみると、20~24歳の範囲が最も多く41.1% (42.2%)、次いで25~29歳が24.3%(25.0%)、30~34歳が13.1%(14.1%)となっています。 また、男女別では、男性が58.3%(57.8%)、女性が41.7%(42.2%)。 職種別にみると職種全体のうち、建設関係の職種が最も多く21.9%(20.8%)、次いで食品製造関係の職種が19.0%(19.5%)、機械・金属関係の職種が14.4%(14.9%)となっています。 また、移行対象職種・作業以外の取扱職種による技能実習計画の認定を受けた件数の割合は、 全体の2.8%(1.8%)となっています。
日本に来られる外国人旅行客も増大しており、今後益々、“日本“に対する認知度も向上し、日本で働きたいと考える外国の方々も更に増えると予想されます。技能実習制度や特定技能制度に少しでもご興味を持たれた方、まずは情報収集からで構いません。お気軽にお問合せください。
(出典:出入国在留管理庁HP、令和4年度外国人技能実習機構業務統計)
Comments